断ち切りいっぱいに絵を描いて迫力を出すことはよく行われますが、その際絵が足りないことと並んで問題になるのは、裁ち切りでキャラの顔やフキダシ、場合によっては文字まで切れてしまうことです。ということで、今回は、前回の漫画に写植を貼る: 裁ち落としまで何マイル?の続きです。
そもそもどうして仕上がり寸法で3mmの裁ち落とし領域が必要なのかといえば、印刷から製本、裁断のプロセスでズレが発生する可能性があるためです。そこでそのマージンとして3mmを許容しているのですが、実際は3mmもずれると印刷所は大目玉を食らいます。とはいえ、一応このズレを考慮して原稿は作成される必要があります。[1]